ボトックス多汗症治療の効果は、平均で約6ヶ月持続します。個別に見ると、わき多汗症で2~8ヶ月、手掌多汗症で3~12ヶ月、足裏多汗症で3~12ヶ月、味覚性発汗で6~17ヶ月程度、ボトックスの効果が持続すると言われています。もちろん、ボトックス多汗症の治療高価の持続期間は、ボトックスの打ち方、つまり注射する皮膚の深さや部位、ボトックスの量などにより差が出ます。
緊張で汗が増えるタイプの多汗症(緊張性多汗症)の場合は、一度ボトックス治療しただけで、完治して、再治療が不要になることもあります。これは、「緊張して汗が出てしまうのではないか…」という不安(予期不安)でますます汗に意識が集中して汗が増えるという悪循環に陥っていたのが、多汗症ボトックス治療をしたので汗が出なくなる、と心理的不安が取り除かれることで悪循環が断ち切られ、汗に意識が集中しなくなるからではないかと考えられます。
ただ、ボトックスは多汗症の汗を抑える以外にも、筋肉の収縮を抑制する作用があります。多汗症治療をした部分の筋肉も動かなくなってしまうのではないかと心配になりますが、汗腺と筋肉とは深さが異なります。汗腺のある深さに正確にボトックス治療を行なえば、筋肉が動きにくくなることはまずないでしょう。また、アラガン社製のボトックスは、こういった副反応が少ないことも分かっています。
ボトックスを注射する部位や量、製剤の種類によっては、治療部位が動かしにくくなるなどの副作用も考えられます。多汗症ボトックス注射の治療は、多汗症治療の経験が豊富で、信頼のおける医師の下で治療をお受け下さい。
