アポクリン汗腺とは、汗腺の中でも多汗症やわきがの原因となる汗腺です。アポクリン汗腺は、わきの下にある汗の分泌腺で、その汗腺から分泌される汗に含まれている脂肪酸と、皮膚の表面にいる細菌とが混ざり合い、わきが物質へと変化させ、多汗症やわきがを発症させる原因を作っているのです。
汗腺にはこのアポクリン汗腺のほかに、もう1つのエクリン汗腺という分泌腺があります。エクリン汗腺から出る汗は、匂いのないさらさらとした水のような汗と言われています。アポクリン汗腺はエクリン汗腺より、約10倍の大きさをもつ汗腺で、皮下の奥にある汗腺です。
頭の毛穴にはアポクリン汗腺はなくて、わきの下、中耳、乳首、陰部などの体毛の毛穴に存在します。エクリン汗腺から出る汗の量に比べると、アポクリン汗腺からでる汗の量はとても少ないのですが、たんぱく質、脂肪、蛍光物質を含んで粘着性のある汗を分泌します。
なお、多汗症の人やわきがの症状がある人は、服の腋下に色素を含む汗を分泌するため、黄色い汗ジミができることがあります。
