多汗症の中には、顔に汗を沢山かくという症状もみられます。他の部位の多汗症と違って、顔は隠すことができないことが問題です。顔は、ただでさえ汗をかきやすい部位ですが、多汗症の人が顔に大量の汗をかくと、人目が気になり、ますますストレスになって汗をかいてしまいます。また、顔が赤くなることも恥ずかしさを助長してしまいます。
顔の多汗症は、温度によって発汗するタイプとは違って、精神的な緊張で発汗する「精神性発汗」と言えます。
3つの汗腺の中でも、エクリン腺という汗腺はさらさらの水っぽい汗を出し、全身に散らばっているのですが、顔、特に額にはエクリン腺がたくさん集まっています。その結果として、顔や額は汗をたくさんかきやすく、多汗症の症状が発生しやすい部分といえるのです。
暑い日には、顔や額から滝のような汗が流れるのも、このためなのです。多汗症では精神的な影響で汗が大量に出るという違いがありますが、多汗の原理は一緒です。
